施 術 者 コ ラ ム | 技 術 解 説
深部まで、
圧を届ける方法
─ 三流と一流を分ける、静かな違い ─
深部に、圧を届ける。
強く、押す。
──ではありません。
「深部まで圧を届ける」と聞くと、多くの方は反射的に「強く押すこと」を思い浮かべるかもしれません。
けれど、実際はまったくの逆です。体重を思い切り相手に預けてしまえば、身体はその重さを苦痛として受け取り、無意識のうちに力を返してきます。押せば押すほど、奥は静かに閉じていく——これが、多くの現場で起きている現実です。
三 流 の 圧
自分の体重で、押す
身体を前に倒し、腕に乗せた体重を、そのまま相手へ預ける。一見、力強い圧に見えます。けれどそれは、力を届けているのではなく、ただ自分の重さを相手にぶつけているだけ、ということがあります。
身体に起こること
重い痛い苦しい身体が緊張する防御反応が起こる深部に届かない
一 流 の 圧
地面を、踏む
一流の施術者は、相手に体重を預けません。先に踏むのは、床。足裏から返ってくる反力を、身体の軸を通して、腕へ、手へ、指先へと運んでいく。施術者の身体そのものが、力を通すための一本の道になっているのです。
地面を踏む
足裏から床へ、体重を垂直に落とす。すべての起点。
反力を受ける
床から返ってくる力を、自分の身体で受け止める。
身体の軸を通す
受けた力を逃さず、軸を通して腕・手・指先へ伝える。
必要な場所へ届ける
体重ではなく、地面から生まれた力を、必要な深さへ。
三流と一流を分ける、
三つの分岐点
分岐点 ①
呼吸を読む力
三流
「吐いている間なら、いつでもいい」と考え、力を入れる。
一流
吐き切った、その一瞬を待つ。力が抜け、身体がもっとも受け入れやすくなる刹那に、圧を届ける。
分岐点 ②
深さのつくり方
三流
体重を乗せれば乗せるほど、深く入ると考える。
一流
力の強さではなく、圧の方向・伝え方・軸・反力の使い方で深さをつくる。軽いのに、深い。柔らかいのに、力が逃げない。
分岐点 ③
接触のデザイン
三流
接触面を小さくし、指先などの一点に強い刺激を集める。
一流
面で受けて、身体に安心をつくる。そのやわらかい面の中で、力だけを一点に集めていく。外は柔らかく、内は正確に。
一流の施術とは
強く押せるかを競うものではありません。むしろ、どれだけ余計な力を手放し、必要な力だけを届けられるか——そこに技術が宿ります。
力任せの手は、自分の重さを相手にぶつけます。一流の手は、床から生まれた力を、身体を通して、必要な場所へ静かに届けます。
だから、相手は苦しくない。身体は防御しない。そして、最小限の刺激で、深部まで圧が届くのです。
深部に届く圧は、
「強い圧」ではありません。
身体が受け入れた結果として、
届く圧である。
あおぞら整体院・板垣大助が32年の臨床の中で磨いてきたのは、まさにこの「届け方」です。
体重ではなく、地面から生まれた力で、必要な深さへ。
この技術を、体感してください
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あおぞら整体院|徳島市
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