【指導者・コーチの方へ】
◾️膝蓋骨脱臼は「事故」ではありません。
スポーツ女子。
スクワットトレーニング中に膝蓋骨脱臼。
よくある話ではありますが、
これは不運なケガではなく、構造上の必然です。
思春期女子の身体は「大人と別物」です。
思春期の女子選手は、ホルモンの影響で関節が一時的に緩くなります。
骨盤幅が変化する。下肢アライメントが崩れやすい。
この時期の身体に、
大人と同じフォーム・同じ負荷をかければ、
膝は最初に壊れます。
◾️スクワットで起きやすい典型例
・膝と足先の向きがズレたまま反復
・股関節が使えず、膝主導の動作
・O脚・X脚傾向を無視した一律指導
結果、
膝蓋骨は外へ逃げるしかなくなります。
▪️見落とされがちな重要ポイント
✔痛みが出る前に「違和感」は出ている
✔フォーム修正だけでは不十分
✔体の使い方が変わらなければ再発する
ケガをしてから治すより、
ケガをしない身体を作ることが最優先です。
◾️指導者が最低限見るべきチェック
✅スクワットで膝と足先は揃っているか
✅しゃがみで股関節が使えているか
✅片脚立ちで骨盤が安定しているか
✅疲労時にフォームが崩れていないか
ひとつでも怪しければ、
負荷をかける段階ではありません。
◾️膝と股関節は相思相愛で働いています。
股関節を使わないトレーニングをさせて、壊れるのはいつも膝。
それは指導ではなく、構造無視です。
◾️最後に
トレーニング量や根性論で競技力は伸びません。
「壊れない身体」こそが、一番の才能です。
選手を守れるのは、
現場に立つ指導者と保護者だけです。